王者・新美貴士が計4度のダウンを奪って篠塚辰樹に完全KO勝ち。「ここは知名度だけで上がっても勝てないリング」【Krush.132】
まさに「とどめ」ともいえるような新美のヒザ蹴り(撮影・蔦野裕)
軍司へのリベンジとK-1王座獲りをアピール
新美は「篠塚選手、すごい盛り上げてくれて、注目される試合だったと思います。いきなりKrushのタイトルマッチに挑んできたので、ここはどうしても負けるわけにはいかなかったので何とか勝ててホッとしています。来年、軍司選手にリベンジしてそのベルトを奪いたいと思います」と12月のK-1大阪大会で椿原龍矢との激闘を制し、K-1王者となった軍司へのリベンジと悲願のK-1王座獲りをアピールした。
試合後の会見では「倒せて勝ててホッとしている。(篠塚の)パンチは強かったが、負けるわけにはいかなかったので気持ちで勝てた。(1Rに)ダウン取ってからも相手が元気だったので、気を抜かさず、焦らずいった。パンチの後にに必ず蹴る作戦だった。前回負けたときに蹴りの質が悪かったので、そこを改善できた」などと試合を振り返った。
篠塚については「すごく知名度があって面白い選手だが、K-1、Krushのリングは知名度だけで上がっても勝てないところだということを証明できたと思う」とばっさり。そして「来年は軍司選手にリベンジできるように、それまでにライバルたちを倒していって、K-1のベルトを巻けるように頑張ります」と改めて打倒・軍司を口にした。