「バチェラー4」を振り返って 最後まで残った女性の共通点と、結婚に必要なもの〈アラサー女子のバチェラー語り4〉
ときめきと知見をくれたバチェラーに、感謝
ここまで鑑賞してみて、今回のバチェラー4は、前半は恋愛リアリティショーとしてのエンタメ感やドキドキ感をたっぷり味わわせてくれた。波乱の多かった前半戦とは打って変わって、後半戦では黄さんの冷静な人間観察能力、そして起業で培ったであろう濃密な人間関係構築のスキルで、結婚や恋愛に必要な距離感を考えやすかったように振り返る。恋のときめきを疑似体験させてくれるキュンなラブロマンスとしても、本気の婚活に必要な恋愛の参考書としても興味深かった。
最終話、黄氏がひざまずいて指輪を渡すあのシーン。SNSでも「泣いた」という声を多くみかけた。それだけ、黄氏が女性との間に作ってきた関係が美しく尊く、そして秋倉さんの愛の純粋さを感じた人が多かったのだろう。目的を見失いやすい婚活という沼で、本当の愛を見つけることはできると教えてくれたバチェラー4のおかげで、筆者の結婚意欲、婚活意欲も上がり調子だ。
ここまでリアルタイムでバチェラー4を追いかけてきたという人も、恋愛・婚活にモヤモヤした時、折に触れて見直してみるのもいいだろう。配信ドラマは、何度も見返せることがメリットだ。ときめきと知見をくれたバチェラー4に感謝を伝えるとともに「これからもどうぞよろしくね」と、心の中で唱えたアラサーなのであった。
(取材と文・ミクニシオリ)