スペシャルエキシで那須川天心と五味隆典が対戦。2週間前のオファーを五味が快諾【RIZIN.33】

　五味は会見で「何でここにいるか分かんないくらい忙しいというか…正直まだよく分かっていない。なんですけど、今回も同じ階級の選手で自分とやりたいと言っている選手がいる中、年齢とか体力を考えると、正直現実的ではない。例えば今年、RIZINに挑戦した選手をジムで指導している時も、どうすればトップのサトシ選手に勝てるだろうかとか、俺もこのトレーニングを今でもやればサトシ選手に届くかなとかという思いは指導したり一緒に練習する中で思い続けているんですが、それは現実的かというとちょっと違うわけで。実際にそういったオファーは来なかった。一発勝負でやるようなレベルの話でもないですし。今年はRIZINに出場する可能性はなくなったので、ようやく1年が終わったなということで飲みに行こうか、と思ったところだったんですが、天心とエキシビションということで。エキシビションってすごく難しいんですけど。20年近く前の動きに少しでも近づけられれば、またそういったリングで披露する機会もいただけるでしょうし、できなければどんどん声もかからなくなると思うし。なので短い期間ですが、できる限り一生懸命練習しています。体重も絞って。まあ、そんな感じです」などと参戦に至った経緯を語った。

　那須川は「RIZINでの引退試合は公式な形で試合をするつもりで2カ月前から減量や調整をしていたが、やっぱり相手が見つからないというか、オファーしても断られてしまうということで、ちょっと悲しくなったんですが、そんなときに五味さんがオファーを受けてくださった。五味さんとだったら最高の引退試合ができるというか。僕はまさか、RIZINでPRIDEを体験できるとは思ってなかったので、非常に興奮していますし、自分のやってきた思いもすべて、RIZIN最後の試合、五味さんにぶつけたい」と語った。