吉沢亮「ちょっと老けた気がする(笑)」大河ドラマ『青天を衝け』がきょう26日最終回


 最終回を含めて全41回。印象に残るシーンばかりだった。

 特に思い入れのあるシーンについて聞かれると、吉沢は「黒崎さんの演出で印象に残っているのは、パリから帰ってきて日本で何があったかを日本に残っていた仲間から聞く回。平九郎の死を聞くところがあるんですけど、後で惇忠兄ぃ(田辺誠一)の前で感情を爆発させるシーンがあるから溜めなきゃいけないと、そのシーンではと真顔で話を聞いていたんですが、黒崎さんが『いっちゃってください』、と。『え、いっちゃいますよ!』と爆発して。あの時はこれでいいのかなと思っていたけど、できあがりを見たら感動しました」

 最終回も記憶に残る場面が多そうだ。

 最終回の渋沢栄一は91歳。「年を取っていくお芝居は本当に難しい。栄一なのでエネルギーが失われるということは避けないといけない。それを話し合いながらやるというのは一番苦労した」と、吉沢。

 黒崎氏も「最後までエネルギーを持続させながら老いていくいくってどいういうことだって、吉沢さんも試行錯誤してくれました。肉体を封印している吉沢さんの感じもおもしろいとも思います」と満足気な表情だ。

 ちなみに撮影を終えた今、吉沢は「ちょっと老けた感じ」がするんだそう。「前の写真を見ると自分でも若いなと思います。91歳まで丁寧に年を重ねて、ある一定のところから、年相応とかけ離れたところを長い間演じていたので、成長できていればいいなという感じです。

 

 最終回「青春はつづく」では、ワシントンの軍縮会議に合わせて栄一は再び渡米し悪化した日米関係の改善に尽力する。一方、栄一の後を継ぐ決心をした孫の敬三(笠松将)は、銀行員となり、経験を積むため渡英する。そんな折、関東大震災が発生し、栄一は救援の最前線に立ち、内外の実業家に寄付を呼びかける。

『青天を衝け』は、 毎週日曜、NHK総合で20時から、BSプレミアム・BS4Kで18時から放送中。再放送(土曜13時5分~)もある。15分拡大版。