海人が圧勝のKO劇で2021年を締めくくるも「世界と渡り合えなくて全然納得がいってない」と吐露【シュートボクシング】

海人のカーフキックにジョーの足が流れる(撮影・堀田真央人)

 メインイベントではS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)がタイのジョー・FELLOWGYMと対戦した。海人は当初、現在空位のSB日本ウェルター級タイトルマッチを行う予定だったが、タイトルマッチにふさわしい相手である外国人の招聘がコロナ禍の影響で難航したため今回はタイトル戦は行われず。

 その鬱憤を晴らすかのように海人は1Rからジョーを圧倒する。プレッシャーをかけジョーにロープを背負わせるとジャブから右カーフキック。ジョーも下がりながらも右フック、右ロー、右ハイで反撃。しかしラウンド終盤、カーフキックが効き始め、左足が流れる場面も。

 2R、ジョーはカーフを効かされた左足を下げてサウスポーにスイッチ。しかし今度は右足に海人がロー。オーソに戻したジョーに海人は右カーフ。ジョーは再度スイッチして左ミドルも、海人の右カーフでバランスを崩す。