YA-MANが皇治との壮絶殴り合い制し判定勝ち「どんな環境からでも這い上がれる」と絶叫メッセージ【RIZIN.33】

　試合後の会見で皇治は「なんも言う事ないですね。YA-MAN選手に“おめでとう”と。それだけです。強かったですよ」と潔く負けを認めた。試合については「自分がやりたいことができなかった。何もできなかったですし、カッコ悪いなと。改めて人生は難しいなと痛感しております」と振り返った。激しい打ち合いに「手応えはあった」としつつもYA-MANに「気合を感じましたし、素直に彼におめでとうと言いたい」と語った。試合後に笑顔で抱き合ったことについては「自分がこうやってできるのはみんなのおかげ、キックボクシングのおかげ。キックボクシングをRIZINの舞台でできて、YA-MAN選手と打ち合いができて楽しかった。彼の気迫を称えた、それだけですね」。

　そして今後については「今までもそうですけど、山あり谷ありの人生でしたが、でかいこと言ってきたので、言葉の意味はしっかり考えなくてはいけない。冬眠しようかと」としばらくリングを離れる意向であることを示唆。

　那須川天心がこの日でRIZINを去り、皇治もしばらくリングに上がらないとなるとRIZINにおけるキックのポジションが危うくなる可能性もあるのだが、皇治は「まあそうですよね。そのためにも自分がしっかり勝ってかっこいいこと言おうと思ってたけど、人生は甘くない。YA-MAN選手ら若い選手がいっぱい上がってきてるので彼らに頑張ってほしいと思っている。YA-MAN選手だけじゃなく、若い選手にはもっともっと頑張ってほしいし、自分がいっちょまえに言う事じゃないが、キックにはMMAにも負けない素晴らしさがあると思うので、もっともっと若い選手に頑張ってほしい」などと語る場面もあった。