那須川天心がRIZINラストマッチで五味隆典と殴り合い。ファンに「信念を持って前に前に進んでいってください」とメッセージ【RIZIN.33】

五味の右ストレート

 来年6月に行われるK-1スーパー・フェザー級王者・武尊との試合を最後にプロボクシングに転向する那須川天心(TARGET/Cygames)が「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でRIZINラストマッチに臨んだ。

 対戦相手は初代PRIDEライト級王者の五味隆典(イーストリンカンラスカルジム)。ルールはパンチでの攻撃のみが認められる「RIZINスタンディングバウト特別ルール」。3分2Rで行われ、判定決着はないが、KO、TKOでの決着はある。「階級を超えた戦い」(RIZINの榊原信行CEO)ということで契約体重は特に設けず、前日計量で五味は75.3kg、那須川は62.0kgと13.3kg差での対戦となった。

 五味は昨年大晦日の皇治戦以来のRIZIN参戦。昨年も同様のルールで試合を行い、この時は判定決着が認められ、五味が2-0で判定勝ちしている。

 試合は1R開始からともに積極的にパンチを出していく。オーソドックスの五味は前手の左手を伸ばし那須川の飛び込みをけん制。そしてパワフルな右フックを放っていく。軽量の那須川は足を使って回ってはワンツーを放っていく。

 2R、前に出た那須川に五味がアッパー。五味の右ストレートの打ち終わりに距離を詰めパンチを放つ那須川。五味が左フックから右ボディーを当てると那須川の表情が変わる。五味はロープに詰めてパンチを当てるも那須川も左をヒット。その後も五味は右ボディー、右ストレート。那須川は右ジャブから飛び込んでの右アッパー。五味も打ち返すと那須川はスリッピングアウェイ。那須川が前に出てパンチを放つ中、ゴングが鳴った。

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