那須川天心がRIZINラストマッチで五味隆典と殴り合い。ファンに「信念を持って前に前に進んでいってください」とメッセージ【RIZIN.33】
試合後のリング上で五味は感想を求められると「そんなことより、もう無茶させないで、榊原さん。俺、いくつだと思ってるんだよ。2週間で天心はないだろ。2週間ダメだよ、2カ月じゃなきゃ。天心、半年前に練習にきたときより強くなっていました。ただね、武尊はもっと強いぞ。頼むよ。武尊君といい試合をして、盛り上げて」とエールを送った。
これに那須川は「こういったタイミングで僕との試合を受けてくださった五味さん、ありがとうございます。感謝しかないです。体格差はあったんですけど、それよりも重い気持ちがこもっていたというか、PRIDEが拳に宿っていて、楽しいというか、ちょっと悲しくもあり、いろんな気持ちが混ざった試合でした。ありがとうございました」と五味に感謝の気持ちを伝えた。
そして「この試合で僕はRIZIN卒業という形になるんですけど、本当になんだろうな。ずっと僕、RIZIN大好きで。本当にMMAから本当にRIZINが大好きです。こんな僕ですけど、迎えてくださってありがとうございました。何者でもない僕にチャンスを与えてくれたRIZINの舞台だったり、榊原さん、そして僕をRIZINに快く送り出してくれた(RISEの)伊藤代表、父親、ジムの皆さんありがとうございます。RIZIN卒業になるんですが、これからまだ2試合残っています。4月のRISEの試合、6月の武尊選手との試合、本当に大勝負なので、RIZIN代表として、しっかり勝ってキックボクシングを卒業したいと思います。そして、テレビを見ている子供たち。僕は何者でもなかったけど、こうやっていろいろな舞台に挑戦して、いろいろな人に止められたりしたんですけど、常識を変える奴は非常識な奴しかいないと思う。何でも挑戦して、人が決めた限界なんて人にしか越えられない。それを僕は心に思って、学校や大人たちが教えてくれないことを俺は体で体現したい。みなさん、これからももしチャレンジしたいことがあったら、信念を持って前に前に進んでいってください」とメッセージを送った。