壬生狼一輝が池田幸司を相手に初防衛戦。会見では新ネタ「ラッシャー木村のモノマネ」も披露【Krush.135】

松谷桐(左)と野田蒼

バンタム級の注目の一戦、松谷桐vs野田蒼も発表

 また今大会ではバンタム級の注目の一戦、松谷桐(ALONZA ABLAZE)vs野田蒼も行われる。

 松谷は他団体で活躍し、NJKFフライ級王座を獲得。昨年9月からK-1ジャパングループに戦場を移すと2連勝とその実力をいかんなく発揮している。対する野田は昨年、「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に参戦し1回戦で壬生狼を追い込むものの惜しくもスプリット判定で敗戦。昨年9月には感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要のある選手(本人または同居人が陽性者、濃厚接触者、濃厚接触者の疑いがある者、発熱等の体調不良である者等)に該当してしまい、Krushの9月大会を欠場。12月には橋本実生と対戦の予定だったが橋本が計量不参加で欠場となり不戦勝と実質、昨年5月以来、約10カ月ぶりの実戦となる。

 野田は「前回は試合ができなかったので、今回は爆発させようと思う。ずっと追い込んでいるので、正直、今の自分が試合でどんな動きをするのかも分からない。この試合から自分の殻を破るというか、変わったところを見せられるのではないかと思っている」と腕をぶす。

 対する松谷は「今年は自分らしくしっかり倒せるように盛り上げる。2連勝してはいるが“倒す”と言って、倒せていない。今回は自分らしく倒しに行こうと思っている」とKO勝ちへのこだわりを見せた。

 同じ日にタイトル戦が行われるのだが、野田は「12月は倒してマイクで挑戦をアピールするつもりだった。王者の壬生狼選手にも池田選手にも、K-1でトップにいる黒田選手にもいつやっても勝てると思っている。ここで倒してしっかりアピールしたい」と改めて王座挑戦をアピールする意欲を見せた。一方、松谷は「特に意識はないが、自分らしい試合をして、しっかり倒していけばチャンピオンにも黒田選手にも近づけると思っている。今回、自分らしい試合をして壬生狼選手に挑戦したい」とこちらは静かに闘志を燃やす。

 野田が松谷の印象について「松谷選手はすごくうまくて、何も知らない人から見たら対戦相手が何もできていないように見えるかもしれないが、やっている人にしか分からないような嫌なプレッシャーがあるのかなと思う」と評しつつも「うまいがどこか行き切れていない感じがする。それはK-1グループに来てからの2戦のこと。それまでは僕がプロになる前からずっと勝っていて、すごい選手だなと思って見ていた。ここ2戦は悩んでいるように見える」と指摘すると松谷は「悩んでいます(笑)」とあっさり認め「でも野田選手はうまいんで、そこで悩んでいたり考えていたりするとテクニックで翻弄されちゃうんで、何も考えず自分らしくいこうかと思っています」と語った。