＜インタビュー＞LDHの新ガールズユニット iScreamが限界に挑戦！ MISIAの『つつみ込むように…』をカバー

――1998年にリリースされた楽曲ですが、みなさんはどんな出会い方をしているんですか？

RUI：私は題名だったり部分的に聴いたことはあったんですけど、ちゃんと聴いたことがなくて。カバーすることが決まって当時の映像をたくさん見ました。周りにはこの曲がリリースされた時にちょうど私たちぐらいの年令でハマって聴いていたという人がいて、私も母に話したらヤバイね！って。今も愛されている曲ですが、出た時には、たくさんの人に衝撃を与えたんだなって感じました。

YUNA：私がこの曲と出会ったのは中学2年生の頃です。その頃、私はEXPG STUDIO（LDHが運営する総合エンタテイメントスクール）に通っていて、校内で発表会があるんですけど、そこで歌うことになったんです……その時もすごく練習しました。

HINATA：『つつみ込むように…』は、レッスンの課題曲になっていて歌うことが多いんです。

YUNA：ハイトーンや、音楽的なスキルをすごく鍛えられる楽曲なんです。

――いわゆる教科書みたいな楽曲を、今回はアーティストとして歌ったんですね。どんなことに心を配りましたか？

YUNA：自分たちが感じた音楽、歌いたい音楽、声をそのまま表現することです。楽器の抑揚に合わせて歌も同じテンションになっていくとか。3人とも、型にはまらず枠を抜けていくようなイメージで練習からレコーディングまでやっていたんじゃないかなと思います。

――どんな曲を歌うときもたくさん練習されると思います。比べることはなかなか難しいと思いますが、今回の練習は？

YUNA：多め、ですね（笑）。ここにどうやって感情を乗せようとか、どう歌えばいいのかとか、いろいろ悩みました。

RUI：今までのどの楽曲よりも、リハーサル、先生などに見てもらう時間、ディスカッションする時間が長かったと思います。MISIAさんのグルーヴ感に近づくためのポイントのひとつと考えて、ありのまま、イメージに縛られず音と一体化して歌うことをテーマにしていました。私たちの声も一個の楽器である、そういった表現をしようと思ったからです。苦戦したり、行き詰ったこともありましたけど、時間が濃くて、新しいスキルも得られました。そういった意味でも、『つつみ込むように…』は、iScreamが限界突破した楽曲・レコーディングだったと思います。

HINATA：これでもかというほど細かくこだわって練習して、レコーディングしました。本当に妥協なしで。私たちの想い、HIROさんの想い、MISIAさんの想い、全部をつなげていきたいと思いました。この曲を今まで聴いたことが無い人がこの曲を知るきっかけにもなりたいと思いましたし、知っている方には懐かしいなって思ってもらえたらうれしいです…。もちろん、この曲がきっかけでiScreamを知ってもらえたら更にうれしいです！