ゆいP、現在の体重に「責任果たして大きくなった」豊島区でおかずクラブがSDGsイベント

ゆいPの体重当てクイズに正解した男の子に、目を見つめながら「蛍の光」を演奏するオカリナ

 続いて、おかずクラブが漫才を披露。テレビ番組の食リポートによく出演する2人は、最近残した料理を捨てずに持ち帰らせてくれるようになったといい、ゆいPは「SDGsの17の目標の12番目『つくる責任 つかう責任』を意識してくれてるのかな。それを全部食べて、責任を果たしたのでこんなに大きくなりました!」と明るく宣言、突如体重当てクイズに突入した。最初に手を挙げた男の子の「86.4kg!」という回答に「そんなにガリガリじゃな~い!」と笑顔のゆいP。「2桁じゃありません」というヒントで会場から次々と手が挙がって現在の体重は124kgと判明。見事正解した男の子にはオカリナから「土でできていて、ちゃんと地球にかえる楽器なのでSDGsにぴったり」とオカリナ演奏で「蛍の光」がプレゼントされた。

 知っているSDGsに話が及ぶと、サステナブルをテーマにしたショートムービーに出演経験のあるゆいPは「スーパーで売っている魚にも、サステナブルのシールが貼ってあるものとないものがある。貼ってあるのは決められた量しか獲らないなど、環境に配慮した水産物なんです」、オカリナも「ゴミ拾い活動をしている人たちと一緒にゴミ拾いして、雨の日の前日に活動するとゴミが減ることを学んだ。海のゴミって海にポイ捨てしているわけではなく、街で意図せず落ちたゴミが雨が降ると川に流れてしまうらしいんです」と語るなど、かなり勉強している様子の2人。

 SDGsの17の目標の中から環境に関する目標を学ぶコーナーでは、「つくる責任 つかう責任」についてゆいPが「さっきの話じゃないけど、ご飯も食べ切れる量だけ作って食べることが大切」というと、オカリナは「一人暮らしだと安いのでつい白菜を1玉買ってしまう。自分が食べる分には多少傷んでても平気だけど、家族がいると考えると食べられる分だけ買ったほうがいい」と本音を明かす。豊島区では「としまリサイクルセンター」で、再利用できる粗大ゴミを修理やクリーニングを行って希望者に抽選で譲っているという。

「陸の豊かさも守ろう」では、現在地球上の森林が減っている面積は年間約592万ヘクタール、およそ東京ドーム130万個分にあたることを説明。生き物について学べる場所として、豊島区役所の屋上にあるかつての豊島区の自然を再現した「豊島の森」が紹介された。

 その後、来場者全員が参加して「SDGs○×クイズ」や自分にできそうなSDGsアクションを宣言する「SDGsマイチャレンジ」を記入。ゆいPとオカリナはそれぞれ「CO2を減らすためにエアコンをこまめに消す」「食品トレーをリサイクルBOXに入れる」とマイチャレンジを発表した。最後にゆいPは「いろんな世代の人たちがSDGsについて考えてくれていると思う。○×クイズにも真剣に取り組んでくれてすごくうれしかった」、オカリナは「子どもたちの意見を聞いて、豊島区がSDGsに力を入れているということがよく分かった」と感想を述べた。

 なお、「区民ひろば 朋有」のSDGsの取り組みについて23日に「としまテレビ」にて放送予定。また、イベントを共催した同施設内の「ジャンプ東池袋」でも、豊島区子どもの権利擁護委員による出張相談などさまざまな取り組みを行っている。