小野島恒太が藤井伸樹を破り環太平洋王座獲得。次期挑戦者に手塚基伸と中村倫也を指名【修斗】
小野島の右ストレート(撮影・蔦野裕)
対する藤井はパンクラスでバンタム級1位にまで上り詰めたものの、新たな挑戦を志し2018年から修斗に戦場を移した。最初こそ、岡田遼、魚井フルスイングというトップどころと対戦し連敗を喫したものの、その後は4勝1敗と快進撃を続け、今回の王座決定戦にこぎつけた。
1R、距離の探り合いから藤井がタックエルを仕掛けると組み合いとなり小野島がケージに押し込む。小野島が片足を取りにいくが藤井が体勢を入れ替え逆に押し込む。ケージ際でのポジションの奪い合いが続き、ラウンド終了間際に小野島がすくい投げでテイクダウンを狙うが藤井がしのぐ。
2R、藤井がタックルを仕掛けると小野島は切って組み付き、ケージに藤井を押し込んでいく。ここも目まぐるしく体勢が入れ替わる中、小野島のしつこいタックルに藤井が尻もちをつく。スタンドに戻り打撃の展開になると藤井のパンチに小野島はカウンターを合わせていく。