下北沢にミニシアター「K2」誕生!雑誌創刊やファンコミュニティーで新たな映画館目指す

 小劇場にライブハウス、雑貨や古着、飲食店など個性的なお店が並び、英「タイムアウト」による「世界で最もクールな街」にも選出される「下北沢」。そんな下北沢に20日、新たなミニシアターとして「シモキタ-エキマエ-シネマ『K2(ケーツー)』」がオープンする。老舗ミニシアター「岩波ホール」の閉館が決定するなど、コロナ禍で映画館ビジネスが苦境に立たされる今、なぜミニシアターを設立するのか? 事前に行われた内覧会よりその思いに迫る。

20日、下北沢にオープンする「シモキタ−エキマエ−シネマ『K2』」

 小田急線「東北沢駅」から「世田谷代田駅」間の地下化に伴い、全長約1.7kmに及ぶ線路跡地の開発で生まれたエリア「下北線路街」。今回、駅2階の商業施設「シモキタエキウエ」にも直結する複合施設「(tefu)lounge(テフラウンジ)」がオープンし、その2階に誕生するミニシアターが「K2」である。「K2」の名前の由来は、カラコルム山脈にある世界最高峰のひとつ「K2」と、同館の住所「北沢2丁目」をかけているという。

 内覧会の冒頭では、地元の人びとが出演するマナームービーに続き、同館の名前にちなんで昨年フィルムを修復したばかりの1954年のイタリアの短篇ドキュメンタリー映画『PreludioAlpinoal K2(K2へのアルプスでの序曲)』が上映された。

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