THE RAMPAGE 浦川翔平、バンクシーに酔う!?<BUZZらないとイヤー! 第18回>
会場に吸い込まれていく来場者を横目に、浦川さんが向かったのはVRコンテンツ「バンクシー VR ストリート」の体験スペース。案内されたのは展覧会会場とは別に設けられたスペースで秘密の部屋のような空間。あるのは、回転するタイプのスツールと、ベンチのみ。無機質な感じが好奇心をかき立てます。
案内されてスツールに座わり説明をうける浦川さん。説明と同時にヘッドセットを装着しようとしますが、「ちょっとお待ちください(笑)。先に説明をしてから装着していただいて……」とストップが。はやる気持ちを抑えきれません。
「360度回転して鑑賞していただけますが、あまり回りすぎると酔う方もいらっしゃいます。その際にはヘッドセットを外していただいて、ベンチでお休みください」という説明に、「はい! お休みさせていただきます」と浦川さん。手渡されたヘッドセットと顔が当たる部分をカバーするマスクのようなものをつけて、ヘッドセットを装着します。
ヘッドセットをつけると目の前には展覧会のタイトルが広がります。コントローラーを使って、トリガーを引くようにプレイを選択してスタートすると、目の前にバンクシーの生まれ故郷とされている英国のブリストルの風景が広がります。
「キタキタキタキター! おお、すごい! 」と、浦川さん。「……こんないっぱいあるんだ! あっちにもこっちにも。あ、アートが瞬きしてますよ」と、上下左右に頭を動かして、まだ見ぬ英国ブリストルを堪能。
ブリストル、ロンドン、ニューヨーク、LA、パレスチナの街をVRで再現し、その街で発見された作品を街並みに再現。アートは、左右の建物の壁、建物の上にあったり、歩いている道にもあったり、さらには遠くの道を横切っていったりするので、鑑賞と考えると結構忙しく、ウォーキングというよりも自転車や車で徐行していく感覚。約15分の世界の旅で約130点のバンクシー作品が見られるというのだから、それも当然? 全部見てやろうという欲をある程度切り捨てるのがよさそうです。
アートや世界の街並みを堪能しながらも、少しずつ浦川さんの様子に変化が。「本当に車に乗っているみたい……酔った。いま後ろを向かなければ良かった……」。
坂の上から街を見下ろすような場面で「ここは高いな」、空を見上げては「月が、月が見える!」、また足元に散らばるタバコの吸い殻にコメントしたりと浦川さんも自分なりの楽しみ方を発見したように聞こえたところ(編集も一緒にヘッドセットを付けています)、「R.I.P……レスト・イン・ピース!」などと絵の中のフレーズもいい発音で元気に読み上げていた浦川さん……実はこれ、酔いを吹き飛ばすためだったよう。気分が悪くなったらヘッドセットを外していいよと案内の方も言っていたのに……。