刀剣×武者絵の世界! 江戸時代の人気絵師がヒーローを描いた“武者絵”と歴史的名刀が六本木に集結
会場風景/鎌倉時代の名刀など、ボストン美術館が所蔵する貴重な刀剣が一堂に里帰り
そして今回、日本に里帰りした名刀の数々も大きな見どころ。平安時代の名刀や中世に活躍した刀工の名品などを有するボストン美術館の刀剣が日本でまとまって紹介されるのは約半世紀ぶりとのこと。
日本最古の名工といわれる安綱の銘が残る太刀や、中世日本に多くの名匠を輩出した長船派の名刀など、貴重な刀剣が勢ぞろい。
他にも、膝丸、蜘蛛切、薄緑などさまざまな名前を持つ源氏の重宝「太刀 折返銘 長円(薄緑)」や、上杉謙信の愛刀と言われる太刀など、国内所蔵の名刀も特別出品される。
刀剣ファンならずとも見逃せない機会。ヒーローの活躍が人々の心を熱くさせるのは今も昔も同じ。当時の浮世絵師たちが歴史や物語の英雄たちの活躍をどのように描き、その時代を生きる人々の心をとらえたか。ヒーローの活躍に胸躍らせる当時の絵師や江戸の人々に思いをはせながら楽しむもよし。
『ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵 —武者たちの物語』は1月21日から3月25日まで、六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催。