王者・鈴木真彦は世界進出を、挑戦者・拳剛は那須川天心RISEラストマッチの対戦相手の座を狙う【RISE154】

王者・鈴木真彦

 若くして地元・姫路で誠剛館で館長を務める拳剛は普段は多くの子供たちを指導する立場とあり「“館長頑張ってください”と教え子たちからたくさん応援してもらって元気をもらっている。それはこの試合だけでなく毎回。今回はタイトル戦ということで、僕が勝つことで“僕の先生は凄いんだ”という自慢話にもなる。そうでありたいなと思うので、何が何でもこのベルトは持って帰ります」、また会見の最後には「今、病院で頑張っているお母さん、手術お疲れ様。ABEMAを通じて、僕が勝つところを見せるんで、応援お願いします」と教え子たちや病床の母の思いも背負ってタイトル戦に臨む覚悟を見せた。

 2度目の防衛戦となる鈴木は「明日は2022年1発目のRISEのメインイベントなので、しっかり盛り上げる。RISEのタイトル戦というか“鈴木真彦の試合は面白いな”と思われるような試合をするので期待してください。ベルトにはめちゃくちゃ愛着もあるし、絶対に渡さないという気持ちがあるので、明日は僕の前に立っていることを後悔するような試合をしたい」などと防衛に意欲を見せた。

 鈴木自身も長く那須川天心を追い続けた。今回、拳剛が自らを追いかけ、タイトル戦にこぎつけたことについては「自分もずっと追いかけていた側なんですが、明日は“そんなにうまいこといかないよ”というところを見せたい」ときっぱり。また拳剛の教え子や母への思いについては「コメントを聞いたら感動する感じなんですけど、拳剛選手の思いと僕の思いをぶつけあって最高の試合にしたいと思う。注目していてください」と語った。