高知東生、逮捕前の心境を「このままだとヤバい」今田耕司と依存症啓発イベントで対談

 お笑い芸人の今田耕司と俳優の高知東生が22日、都内で「依存症啓発サポーター」活動発表に登場し、特別対談を行った。

「依存症啓発サポーター」活動発表に登場した今田耕司(左)と高知東生

 厚生労働省の依存症への普及啓発事業の一環として昨年度に続いて「依存症啓発サポーター」に就任した今田。活動を通して初めて知ったことも多いという今田は「一番誤解していたのは依存症は病気だということ。僕自身も『個人的な性格でそうなってしまったんじゃないか』と思っていたんですけど、個人ではどうしようもないことがあったり、いろんなことがあって依存症という病気とかかわってしまうことを学んだ」と語り、「一番大事なのは、一回つまずいた方がもう一度社会に出て、ちゃんと世の中が受け入れるようなセカンドチャンス」と訴えた。

 その後、今田が進行役として高知と対談。2016年に覚せい剤取締法違反(所持、使用)などで有罪判決を受けた高知は、当時を「前も見えない、明日も見えない中でどうやって生きていけばいいのか。これ以上反省しようがないんだったら、死んだほうがいいのかとまで考えた」と振り返る。今田も「清原(和博)さんも『いなくなったほうがいいんじゃないか』とおっしゃっていましたね」とうなずいた。

「田舎から出てきて、ただ漠然と成り上がりたいと思って上京した」という高知。薬物に手を出したきっかけを「俺もこういう人になりたい、仲間に入りたいと憧れた人から東京で一番流行っていたディスコのVIPルームですすめられ、仲間に入れるならと喜んでやってみた」と語り、初めて体験した時に「『別に大したことないじゃん』と拍子抜けしたというか。むしろ仲間に入れたことに気分が高揚して、『これだったらいつでもやめられる』という感覚になってしまった」と悔やむ。

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