これが東京の中小企業の底力!コロナで大活躍の“食品成分”除菌剤やナノファイバー技術…注目企業が集結
関西電子株式会社のブースでは同社開発の装置で製造したさまざまなナノファイバー製品も紹介
大田区に本社を持つ関西電子株式会社のブースでは、公益財団法人東京都中小企業振興公社の「次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業」に採択された、ナノファイバーシート化装置などを紹介。吸水せずに油分を吸着させるナノファイバーを同装置でシート化したナノファイバーシートは、重油流出事故対策としても注目。同社では、ナノファイバー溶融紡糸装置、シート化装置、油を吸着させたナノファイバーを再使用できる脱油装置を開発しているほか、ナノファイバー製品を提案。SDGsの観点からも注目が集まることを期待している。
他にも「足湯」イベントなども手掛ける株式会社ブライトホームサービスによる足湯体験など、体験型のプレゼンテーションも人気を集めていた。
バラエティー豊かな異業種が集ったことで、出展者同士による交流も盛んに見られた。また、学生向けの企画なども実施され、1つのジャンルに絞ったビジネス展示会とは、また違った新たな出会いも多く生まれたようだ。 東京商工会議所・渋谷氏は「今回、コロナの影響を受けながらも、最終的に出展応募が殺到しキャンセル待ちという状態になりました。今後の開催は未定ですが、こういった機会はこれからも大事にしていきたいと思います」と今後の開催にも意欲を見せた。
扱う商品やサービス、技術の高さはもちろん、多様さやオリジナリティーにあふれ、まさに東京の中小企業の底力を感じられる展示会となった。