2・11後楽園でのタッグトーナメント決勝戦を争う白昼夢と爆れつシスターズが火花。姉妹で最後の出場の妹・愛野ユキは涙で優勝宣言【東京女子プロレス】

会見では愛野(右)が涙ぐむ場面も

 一方、妹の愛野は「爆れつシスターズとして最後のタッグトーナメントなんですけど、ふりーWiFi、VENYUと手強い相手たちと戦ってきて・・・。まだまだお姉ちゃんと戦ってたいし、終わらせたくないので、踏ん張ってきました。そして、決勝戦で戦う相手が白昼夢。何度も戦ってきた思い入れの強い相手なので。決勝で、後楽園で戦えるのは運命なのかなって思います。ただ、私たちはさらにその次の戦いにつなげたいので、ここで倒れるわけにはいきません。爆れつパワーで優勝します」と途中、涙で言葉に詰まりながらコメント。

 姉の天満は「“ここまで来たらもう優勝してくれ”と、たくさんの応援を感じる1月後半でございました。残り2カ月になって、泣いても笑っても、白昼夢vs爆シスは最後になると思うので。狂った白昼夢をぶつけてもらいたい。そして、爆シスがその全部を受け止めて、全部白昼夢を食べて、ペロンと勝ちたいと思います」と姉妹揃って勝利を口にした。

 優勝チームはプリンセスタッグ王座(王者組は坂崎ユカ、瑞希のマジカルシュガーラビッツ)への挑戦権獲得が有力視されるが、辰巳は「もちろん見えてくると思ってます。そのためにも優勝をつかみ取ろうと思ってます」とキッパリ。天満は「ユキがデビューして最初に2人でタッグを組んでベルトに挑戦した相手もマジラビでした。要所要所でマジラビと当たる度に、妹の成長も私自身の成長もあの2人に見てもらってます。今の私たちをマジラビにぶつけて、ベルトを奪って、岡山に持ち帰って畑に埋めたいと思います」と早くもベルト獲りを見据えた。

 白昼夢は一昨年11月にタッグ王座から陥落し、その後はタッグタイトル戦線からしばらく離れていたが、渡辺は「去年の2月11日の後楽園で、私がリカさんが持つベルト(プリンセス・オブ・プリンセス選手権)に挑戦して、白昼夢で戦ったのがメインイベントでした。この2・11後楽園で、白昼夢がまたメインで、今度は一緒に戦える。自分のなかでは締めたい思いがあるので、勝ちを取りにいきたい」とコメント。辰巳は「去年はタッグとして結果とかは残せなかったかもしれないけど、個々が伸びた1年だったなと思う。個人が強いので、タッグにしたら倍増するし。2人がやり合ってて、もし一人になる場面があっても底が強いので、大丈夫かなって確固たる自信もあります」と自信たっぷりに語った。

東京女子プロレス「Positive Chain ’22」(2月11日、東京・後楽園ホール)全カード
◆オープニングマッチ
宮本もか vs 遠藤有栖

◆第二試合
ハイパーミサヲ&角田奈穂&桐生真弥 vs 朱崇花&猫はるか&鳥喰かや

◆第三試合
鈴芽 vs 荒井優希

◆第四試合
沙希様&メイ・サン=ミッシェル vs らく&原宿ぽむ

◆第五試合
山下実優&乃蒼ヒカリ&小橋マリカ vs 中島翔子&坂崎ユカ&瑞希

◆セミファイナル インターナショナル・プリンセス選手権試合
〈王者〉伊藤麻希 vs 上福ゆき〈挑戦者〉
※第7代王者の初防衛戦。

◆メインイベント 第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント決勝戦
辰巳リカ&渡辺未詩 vs 天満のどか&愛野ユキ
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