藤原紀香が底抜けに明るいサザエさんを好演!回る磯野家も…舞台『サザエさん』
俳優の藤原紀香、葛山信吾、高橋惠子、松平健らが出演する舞台『サザエさん』が、1月29日より東京・明治座にて開幕した。2019年、国民的人気作品「サザエさん」の10年後を描いて好評を博した舞台の第2弾。今回は完全新作版として、さらに未来となる10数年後の磯野家の日常を描く。
舞台『サザエさん』より(左から)波平役の松平健、フネ役の高橋惠子、サザエ役の藤原紀香
前回からおよそ2年半、相変わらずひとつ屋根の下で暮らす磯野家が舞台。キャストは明るくおっちょこちょいなフグ田サザエ役に藤原紀香、海山商事で出世したマスオ役に葛山信吾、おじいちゃんになったタマを世話する磯野フネ役に高橋惠子、定年退職した波平役に松平健。そのほか大学卒業後に就職せずフラフラしているカツオ役に和田琢磨(東京公演)と近藤頌利(劇団Patch、大阪・福岡公演)、ファッションデザイナーを目指してパリに留学したワカメ役に本間日陽(NGT48)、高校生になったタラオ役に大平峻也、やけに人間くさいタマ役に酒井敏也ら。
(※以下、ネタバレを含む)
物語は「ワカメの帰国」「親離れ子離れ」「みんなの夢」の三幕で構成。アニメファンにはおなじみの次回予告の「じゃんけん」やサザエさんがふすまを開ける音、タラちゃんの足音などが忠実に再現され、すぐにサザエさんの世界観に没入することができる。三河屋さんのサブちゃん(山口森広)や、マスオの部下となった穴子さん(野依健吾)も登場し、思わず笑みがこぼれるだろう。