丸山ヘドウィグがロックする ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』開幕

 

 丸山は本作でミュージカルに初挑戦。

「ミュージカル自体が初挑戦なので、どうなるのか、どういう自分がそこで湧き上がるのか、お客さんもどういう反応なのか、と。コロナ禍だからいろんな制約があるけれども、初めてのミュージカルを全力で。ほなみさんの支え、バンドの方々もいらっしゃるので、生の臨場感を楽しんでいただけたらと思います」と、意気込みのコメント。

 ドラァグクイーン姿の自身について聞かれると、「プロの技術ってすごいなって実感しています。メイクをしていくうえで、ヘドウィグに気持ちを持ち上げてくださる。衣装もセットもね。それに助けられて成り立っているなって実感しています」。

 ただ、自分自身とヘドウィグの「境目がわからなくなってきちゃって、舞台が終わったときにどうなっているのかなって不安もある」と丸山。「(舞台の)裏とかで年上の男性スタッフにきれいだねと言われると、ちょっと待って!ってなる。自分ではわからない部分が生まれてきているのかもしれない」。

 さとうも初めての多い作品だが、「イツハクとしてヘドウィグについていきたいとツアーも一緒に回っているところでもあるので、尊敬する丸山さんについていかせていただこうと思っています」。取材でも息の合ったところを見せており、「ヘドウィグの生き様とイツハクの関係性も築け始めてきているかなと思っています」と話していた。