ノンスタ石田、劇団EXILEの小野塚勇人らの“しゃべらないけどうるさい”コメディきょう開幕
お笑いコンビ、NON STYLEの石田明が脚本・演出を手がける舞台『結 -MUSUBI-』が4日、開幕する。
セリフがないノンバーバルなコメディ舞台。本サイトでは、石田と主演の小野塚勇人(劇団EXILE)のインタビューを敢行したが、本舞台の「おもしろそう」な雰囲気は伝わってきたものの、具体的に想像がつかなかった。
開幕を控えた3日に行われた公開ゲネプロで、ようやくその全ぼうがわかった。
相撲部屋が舞台で、稽古にそれぞれのスタイルで励む4兄弟と兄弟子、姉、姉が連れてきた彼氏、そして2人の黒子が登場。「私語をしてはいけない」「女性を土俵に入れてはいけない」というルールのもと、いろいろなジャンル、そしてさまざまなアプローチの笑いで構成。私語をしてしまったときの驚きの物理的な罰ゲームなど、笑ってしまう「くだらなさ」もふんだんだ。アクションや、真剣な表情で体を活用するダンスもある。舞台が進むほどに、観客の笑顔がマスク越しでもじわじわと伝わってきた。
海外の人を笑わせたいといったところからスタートしている本作。相撲部屋が物語の舞台となっていることだけでなく、劇中には、さまざまなトライが見られる。それゆえに、子どもから大人までが一緒になって楽しめる作品になっている。
小野塚はオフィシャルコメントで、「1日があっという間にすぎちゃう感覚があって、そういうのも初めて。稽古が入る前に楽しくなりそうだなと思っていた以上に楽しくできましたし、濃密な時間が過ごせました。ノンバーバルの楽しさを体感してほしいと思います」
「手放しで楽しめる舞台」と、石田。「あらゆる世代の方、あらゆる国の方々に見てもらえたら」とアピールした。
渋谷区文化総合センター大和田のさくらホールで6日まで、全6公演。大阪公演(11~13日)もある。