初エッセイ本出版の俳優・光石研 父に知らせず「俺は1ミリも知らない。どういうことだ?」とすったもんだ

初エッセイ『SOUND TRACK』を出版した光石研

エッセイ『SOUND TRACK』でファッション、仕事から“暗黒時代”までも振り返る

 ベテラン俳優の光石研の初の著作となるエッセイ『SOUND TRACK』の刊行を記念したトークショーが2月4日に都内で開催され、光石が囲み会見を行った。

 同書ではファッション、仕事、ライフスタイル、故郷、そして人生の中で数度にわたり経験した“暗黒時代”などを当時の時代性とともに振り返っている。“暗黒時代”と表現する時期も、軽やかな筆致で描かれており、光石の人となりを感じさせる一冊となっている。

 とはいえ本人は「実はあまり読み返していない。自分のことだから恥ずかしくて。“今さら親父のことを読んでもな”とか思ってしまってあまり読み返せない。自分が出たドラマや映画も見返さないんですが、それ以上に今回は恥ずかしくて見返していない」とのこと。その父のエピソードは本の中で何度も出てくるのだが、当時としてはかなり破天荒なもの。光石は「実は父にはまだ送っていないんですが、昨日、LINEが来て“知り合いからお前の本が出ると聞いたが、俺は1ミリも知らない。どういうことだ?”と言われ、すったもんだあった」と本の中でのエピソードを裏付けるようなほやほやのエピソードを披露した。

1 2>>>