那須川天心のRISEラストマッチは令和版「巨人の星」。父は対戦相手の風音についた!【RISE】
昨年9月24日、「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」一夜明け会見での2人
伊藤代表「実績は申し分ない」
伊藤代表は「風音は昨年、そうそうたるメンバーの中でのトーナメントで優勝した。決勝で志朗に勝利し実績的には申し分ない。今回、那須川会長が自信をもって送り出すのが風音。天心は6月にビッグマッチを控えているが、非常に危険な相手。那須川会長からもやらせたいという意見もあり、天心もやってやるよ、と。いろいろなことを考えた中でRISEの中で一番押し出せるのがこのカードだと思います」などとカード決定に至った経緯を説明した。
風音は「僕が3年前、東京に来た理由は誰よりも一番強くなるため。今、その一番強い選手は天心選手だと思っているんですが、3年間、天心選手を倒すという思いで毎日過ごしてきた。結果も残してきたし、勝ってきた。だからこうなるのは必然やったのかなって、自然な流れだったのかなって思います」とこの対戦の実現は自らが引き寄せた必然であると語った。
那須川は「RISE最後の試合ということで。たくさんいい思い出があって、ここまで必死になってやってきたと思うんですけれど、最後のRISEでしっかり今まで自分が体現してきたことを次の世代の人たちに伝えられるような試合をしたいと思います。期待してください」と語るように、自身にとっては“伝承マッチ”の意味合いもあるカードのよう。