那須川天心のRISEラストマッチは令和版「巨人の星」。父は対戦相手の風音についた!【RISE】
那須川「大舞台での親子喧嘩」
2人はともに練習をすることもあるのだが「やりにくさ」について風音は「これだけは言っておきたいが、後にも先にも僕がやりにくいと思うのは政所仁だけ。だから何の問題もない」と話したうえで、練習でのスパーリングについても「練習では普通にうまい感じで遊ばれるが、実際の試合でリングの中でやる感じとは違うと思う。本気のぶつかり合いをした時に僕の強さが分かると思う。練習は関係ない」と臆するところは一切ない。
那須川は風音との対戦については「聞いた時は流れ的にそうなるのかなと。海外の選手はなかなか来れないですし、ロッタン選手とも試合をしたかったんですが、残されているのはそれくらいしかないのかなって」とある程度の予感はあったよう。そのうえで「今回の自分のテーマとしては“父親を超えようかな”というのがある。今まで作り上げてきてもらっているし、今も一緒に練習しているんですが、俺を超える選手を見てみたい、自分で体験したいというのがあった。だから“風音と試合をやるか?”と聞かれた時に“俺はやる”とすぐ答えましたし、セコンドとかサポートも全部相手サイドにつけて、俺を超えてくれっていう話はしました。でも6月のために、変わらず父親と練習はしているので、そこはいろいろな気持ちもあるけれど関係ないですね。なかなかないですけど大舞台での親子喧嘩ですね」と“父親超え”をテーマに掲げた。そして「手加減しなくていいので会長が持っている全てを(風音に)教えてほしいですし、僕もその技術に対して超えないといけないところもある。そこをしっかり見せたい」とも話した。