山崎秀晃が大和哲也を相手に初防衛戦。リスペクトの気持ちを持ちつつも「残酷なぐらい一瞬で切り落としたい」【K-1】
その同時期にKrushのリングで台頭してきていたのが山崎。中村拓己プロデューサー曰く「KrushをK-1に負けない舞台にするという思いで戦い続けていた」という山崎の思いが叶い、2014年にK-1が現在の新体制で復活する。
中村氏は「僕の中ではあの時のK-1 MAXの63kgの続きが今のK-1の原点になってるんじゃないかなと思っています。僕はこの試合も武尊vs那須川天心と同じくらいファンの皆さんに夢を与える試合だと思っています」とコメント中に感極まる場面も。
会見で大和は「このタイトルマッチのオファーをいただいた時は本当に正直、“いきなりか!”という思いもあったんですが、今回の『K’FESTA』が代々木第一体育館大会というのも、先程の中村プロデューサーからお話ををしていただいたように、自分が12年前にK-1 WORLD MAXトーナメントで優勝した会場でもあり、それから旧K-1が消滅して、自分はK-1で世界を獲って有名になってという夢が途絶えたところで、WBCというボクシングの団体でムエタイ部門が始まって。その世界タイトルを獲れば一般層の人にも知ってもられるんじゃないかと思って、自分はムエタイに活路を見出して、しのぎを削って戦ってきました。その時に山崎選手はKrushで、K-1が始まってから活躍されていて、それから月日が経って同じ代々木第一体育館大会で山崎選手のベルトに挑めることを本当にうれしく思いますし、自分も12年間トップ戦線でやってきたんだなということを思うと同時に、旧K-1が消滅して夢を失ったんですけど、このように新生K-1が復活…というより新たに始まって、継続して大会を進めていただいて、このコロナ禍である中でもこのように大きい大会をやっていただけることをうれしく思います」などと中村氏の言葉を受け当時を振り返りつつコメント。