海人が6月実現を目指す野杁正明戦、そして「対世界」に向け圧巻のTKO勝ちで2022年をスタート【SB】

強烈な右ロー(撮影・堀田真央人)

 今回の対戦相手のチューチャイはかつてラジャダムナンスタジアムウェルター級で5位、ルンピニースタジアムでは6位にランクインしたこともある強豪。180戦以上の実績があり、日本を拠点にして以降は2015年にSBに参戦しザカリア・ゾウガリーと対戦。主戦場とするHOOST CUPでは長島☆自演乙☆雄一郎、ダニロ・ザノリニ、匡志YAMATOらと激闘を繰り広げ、昨年12月には「日本EXミドル級王座決定戦トーナメント」を制しベルトを獲得。昨年も4戦して3勝1敗と40歳という年齢を感じさせない強さを見せている。

 試合は1R序盤から海人がプレッシャーをかけチューチャイにロープを背負わせると右ロー、左カーフキック、右ミドル、左ジャブからパンチの連打を浴びせていく。海人のスピードに対応できないチューチャイ。前蹴りを放つが海人にキャッチされ足を払われ転がされる。重い左ミドルを放つも海人に右ローを合わされる。オープンスコアは3人とも10-9で海人を支持。