平本蓮と対戦の鈴木千裕が五味隆典とのスパーに「右フックをもらって意識が半分飛んで、死ぬかと思った」【RIZIN】
「勝った人が全部持っていける。そういう意味ではおいしい」
自身が平本の試合映像を参考にできない一方で、平本は鈴木のRIZINの試合もKNOCK OUTの試合も見放題ということで一見不利にも思えるが「不利になっちゃうんですかね。過去の映像を見られて、それが負けにつながったら、そんなんで負けちゃうんだなって思っちゃいますね。見られても負けないくらい練習して実力をつけないといけない。だから過去の映像を見られたから不利、だから負けたというのでは上には行けない。どうぞ過去の試合を見てください。でも試合ではバコーンと倒せばかっこいいじゃないですか。特に気にしてない」とまるで気にすることはない。1月のKNOCK OUTでの試合から相手の想像を超える成長を遂げているということか?と聞かれると「そうですよ。毎日練習しているんですよ! これで前回より下がったら鬱ですよね」と日頃からのトレーニングに絶対の自信を見せた。
現在はSNSでの発言等も含め平本が注目を集めており、鈴木にとってはある意味“おいしい相手”となるのだが「そういうことは考えていなかったが、第三者が見たら絶対においしいと思われますよね。でも格闘技ってそういうものだと思う。勝った人が全部持っていける。それが格闘技のいいところでもあり、怖いところでもある。そういう意味ではおいしいんじゃないですかね」と語った。
また今回は配信が主体となる大会で会場には100人程度の観客しか入らない。そんな中でいつもの爆発力のあるテンションを出せるかについてはやや心配なところもあるのだが、鈴木は「出すんですよ! はい! それしかないですよ!(笑)」と力強く言い切った。