王者・菅原美優が優を破り2度目の防衛に成功し「アトム級全員で頑張っていきます」と決意表明【Krush.134】

試合後、「収穫」と語っていた菅原の左フック(撮影・蔦野裕)

「左フックは今回、唯一の収穫かなと思う」

 バックブローについては「あれは逃げです。よくないです。自分の中では反省点。後ろ向いちゃったから出しておこうみたいなバックブローなのであまりよくない」、優のクリンチには「やりづらさはありましたが、あれが試合のリアル。本気でぶつかった時の“あるある”なので。そこを技術で回避ではないが、クリンチしてくるのは想定内だったので、ヒザを打つとか考えていたができなかった。練習していたことが出せなかったのは反省点。もっともっと手数を出して、散らして、ローも歩けなくなるくらい蹴るつもりでいたし、ボディーも練習していた。左フックは今回、唯一の収穫かなと思う。アッパーも狙っていたが、3Rになって思い出しました(笑)」などといくつかの反省点を挙げた。

 また前日会見ではフォトセッション時にベルトを落としてしまい「縁起が悪い!」と一瞬落ち込む場面もあったのだが「すごく縁起が悪いなと思って、あの後からベルトは絶対に落ちないところに置いていました(笑)。それで自分の中でリカバリーして“厄落としをしたんだ”と自分に言い聞かせて、メンタルをいい状態に保っていました(笑)」と改めてメンタル面の成長を感じさせた。