「恨み節」「修羅の花」…梶芽衣子、未CD化作品含む全85曲のデジタル配信スタート!

 1965年に日活に入社し、同年に映画『青春前期 青い果実』で主演デビュー。以来50年以上にわたり俳優・歌手として唯一無二の存在感を放つ存在の梶芽衣子。70年代には日活『野良猫ロック』、東映『女囚さそり』、東宝『修羅雪姫』各シリーズで人気を博し、同時に歌手として活動を開始した。中でも『女囚さそり』シリーズの主題歌で、ほとんどセリフをしゃべらない主人公・ナミの気持ちになりきって歌った代表曲「恨み節」は、日本有線大賞優秀賞を受賞するなど大ヒットを記録している。

代表曲「恨み節」をはじめ全85曲のデジタル配信がスタートした梶芽衣子

 そんな梶が歌った名曲の数々の中から、テイチクレコード所属時代の楽曲を中心に全85曲のデジタル配信がスタートした。そのうち14曲はこれまでCD化されておらず、今回アナログマスターテープから新たにデジタル化した貴重な音源だという。

 配信作品はアルバム『銀蝶渡り鳥』『梶芽衣子のはじき詩集(うた)』『梶芽衣子オリジナル・ベスト12 -やどかり-』『男・女・こころの哀歌』(全曲未CD化)『去れよ、去れよ、悲しみの調べ』『女をやめたい そして…』『あいつの好きそなブルース』、サウンドトラック『サウンドトラック「梶 芽衣子の魅力」』(全曲未CD化)、シングル『修羅の花』『不思議ね』『女をやめたい』の全11タイトル。

 配信を記念してYouTube「TEICHIKU RECORDS」公式チャンネルにて、特別インタビュー「梶芽衣子の10曲」を4週にわたり公開。「怨み節」「修羅の花」「ジーンズぶるうす」など映画やドラマの主題歌から、ソフト・ロック歌謡の隠れた名盤『去れよ、去れよ、悲しみの調べ』のナンバー、2018年に発売した43年ぶりのフルアルバム『追憶』まで梶自身が選曲し、制作背景やレコーディング秘話などを語る。

 クエンティン・タランティーノ監督をはじめ、海外にもファンの多い“元祖クールビューティー”梶芽衣子の音楽にぜひとも触れてみてほしい。

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