高知東生、田中聖容疑者に「どこかで勇気を持って、ありのままをさらけ出して…」

 俳優の高知東生が26日、都内で行われた「依存症の正しい理解を深める落語とトークライブ」に出演し、24日に覚醒剤取締法違反容疑(所持)で逮捕されたミュージシャンの田中聖容疑者にメッセージを送った。

写真左より「依存症の正しい理解を深める落語とトークライブ」に出演した桂雀々、東ちづる、高知東生、おおたわ史絵

 自助グループに出会ったことで回復への道を歩み、現在は「依存症予防教育アドバイザー」としても活動する高知。イベント後の取材で「正直な話、事件に関する事実関係があまり分からないので、浅はかなことは言えませんが……」と前置きしたうえで「彼が薬物で逮捕されたという中で、これからどうしていくのかがすごく大事だと思うんですよね」と切り出した。

「彼自身が本気で“このままじゃいけない、生き直したい”と思うためには、認否を含めて正直に語ること。それをどこで語るかというのが、彼が本当に生き直す再スタートになると思うんです。そのタイミングがどこで出てくるかは、正直言って僕も分からないですけど、彼もポテンシャルの高い人ですから。彼の今までの人生よりもこれからの可能性を信じて、どういうふうにサポートするかというところに、周りに正しい知識を持った方がいらっしゃるなら相談するべきだし、もしいなければ今日みたいなイベントや、SNSなどで自分の気持ちを検索してみたらいろんな情報が出てきます」

 高知は「彼がどこかで勇気を持って、ありのままをさらけ出して正直に生きる再スタートのタイミングに、万が一先に回復し続けている仲間としてつながることができたら、僕らは最大限に支えていきたいし、一緒に同じ方向を向いて回復に向かって歩んでいきたい。彼の周りに、少しでも正しい気持ちで彼を思っている人がいるなら、僕らにつながってくれてもありがたいと思うし、ぜひ“僕らの自助グループとつながってみれば”とひと言添えて記事にしていただければ」と呼びかけた。

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