4連敗の卜部弘嵩が進退について「その時が来たら話そうと思います」【K-1】

卜部の左ミドル(撮影・蔦野裕)

 カード発表会見ではともに「覚悟」という言葉を使いこの一戦の思いを表現した。卜部は「集大成」という言葉も使った。ベテランが使うと大きな意味を持つこの言葉を使ったことについては卜部は公開練習で「引退については特に決めていないが、試合が終わったときにまたやりたいと思えばやればいいと思っているし、思い切り戦ってすっきりしていれば、それはそれでいいのかなというところはある」などと語っていた。

 試合は1R開始早々にいきなり右ミドルを放つなどアグレッシブに島野に向かう卜部。島野の右ストレートをもらってもすぐにパンチを返し、左ハイ、後ろ回し蹴りと多彩な沢を繰り出していく。島野は左ジャブから右ストレート、ボディーへのヒザ蹴りで反撃。卜部はかつてK-1王座をかけた試合で弟・功也からダウンを奪った飛びヒザを顔面に打ち込んでいく。