金子晃大が決勝で玖村将史にリベンジ果たし王座獲得。「2年間努力させてくれたK-1に感謝している」【K-1】

反撃する玖村の右ストレート(撮影・蔦野裕)

 3R、ダウンを取られ後がない玖村は猛攻を仕掛け、右の蹴りから左ボディーを連発。しかし金子はローで応戦し、右フック、左ボディー。玖村もワンツーを返すなど、ともに一歩も引かない。終盤、玖村はワンツーから左ミドルで前に出るが、金子もパンチで応戦。

 試合は判定となったがジャッジ1人が28-28だったものの、2人が29-28で2-0で金子が勝利を収め、リベンジに成功するとともに第3代王座を獲得した。

 試合後のリングで金子は「今日決勝でやった玖村君には2年前にちょうど負けてて、そこからめちゃくちゃ練習してやっとこういう決勝という舞台で戦うことができた。勝ったことはうれしいけど、負けを経験させてくれて、この2年間ひたすら努力させてくれたK-1に一番感謝している。K-1という素晴らしい団体を、もっと広めるためには熱い試合を見せることしかできないけど、ひとつひとつできることを努力していきたいと思います」と王者としての覚悟を見せた。