DJ KOO、小室哲哉に「うれしい・ドゥ・ダンス」TRFが認知症に備えるDVD「リバイバルダンス」発表

 認知症に備えるエクササイズDVD「リバイバルダンス」の制作発表会が7日、都内で行われ、音楽ユニット「TRF」のSAM、ETSU、CHIHARU、DJ KOOと東京大学先端科学技術研究センターの宮崎敦子特任研究員が登壇した。

写真左からDVD「リバイバルダンス」制作発表会に登場した「TRF」のSAM、ETSU、CHIHARU、DJ KOO(撮影:蔦野裕)

 美空ひばりや山口百恵ら総勢10アーティストのヒット曲に合わせて「TRF」がダンスをレクチャーし、高齢者の脳と身体を元気にする2枚組DVD「リバイバルダンス」。高齢者向けのダンスを考案したきっかけを、SAMは「TRFの20周年の時に、活動を続けられた感謝をファンの方に還元する気持ちでエクササイズDVD『イージー・ドゥ・ダンササイズ』を発売し、当初は反応がまったく分からなかったのですが思いのほか評判がよくて。世の中の方々にそういうニーズがあることが分かって、それならば日本が高齢化社会に向かっていく中で、次は高齢者の方に対してのダンスへの取り組みができないかと考え始めました」と明かす。

 ダンスの開発に当たって高齢者とのワークショップを重ねたといい「最初は僕らが目の前にいると“何をやらされるんだろう”とビクビクしていた人が、簡単なステップから始めて音楽に合わせるとダンスになることを経験すると本当に笑顔になる。中には100m歩いてもゼーゼー言っていた方が、1年間このプログラムをやって10km歩けるようになったり、冷え性でずっと手が真っ白だった方がダンスをやった後に指がピンクになって喜ばれたり。僕たちが元気をもらう場面もたくさんあって、70歳を過ぎて“初めてダンスをしたけどこんなに楽しいと思わなかった”っという方がたくさんいらっしゃいます」と手応えを語る。

 ETSUは「なるべく幅広い方に楽しんでいただきたいのと、脳の刺激によりよい動きを意識して、ダンスの楽しさを皆さんに味わってもらえるように工夫して考えました」、CHIHARUは「高齢者の方たちが懐かしい“この曲知ってる”という曲を選ばせていただいた。踊る前後のウォーミングアップとクールダウンも入っていて、椅子に座ったままでもできるので心配なく楽しんでいただけたら」とPRした。

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