DJ KOO、小室哲哉に「うれしい・ドゥ・ダンス」TRFが認知症に備えるDVD「リバイバルダンス」発表

　ナレーションを担当したDJ KOOは「コロナ下の前に、（今回収録の）美空ひばりさんの『川の流れのように』を持って親善の意味でアフリカに行ったんですよ。音楽と全然関係ないアフリカの人たちと、美空ひばりさんの曲でDJや盆踊りをしたりして。音楽の力ってすごく人に伝わるんだなと感じました」と経験談を披露。最初はノリノリでナレーションしていたが「ディレクターさんに“もうちょっとテンション下げてください”と言われて。テンポをゆっくりめに分かりやすく、それでいて気持ちが高揚するように気をつけた」と苦笑い。

　その後、会場のモニターで「TRF」のプロデューサーでもある小室哲哉から「寂しいんですけど、KOOちゃんやSAMも僕もいよいよ高齢者の域に入ってきている。認知症は他人事ではなく自分事としてとらえているので、シニアの方がこうしてダンスをできるというのは画期的なこと」とコメントが寄せられた。SAMは「小室さんがTRFを作って、世の中に根づいていったダンス文化が健康寿命を伸ばしたり認知症への備えに貢献できるのは素晴らしいこと。そのきっかけを作ってくれた小室さんに本当に感謝しています」、DJ KOOは「TRFは来年デビュー30周年ですが、それは小室さんとの出会いがあったからこそ。小室さんを見ていると常にいろんなところにアンテナを張って脳を活性化させているなと感じていますし、こういうメッセージをいただけるのは“うれしい・ドゥ・ダンス”ですね」と笑顔で締め括った。

　DVD「リバイバルダンス」は7日より先行販売、14日より正式販売を開始する。