EXILE ÜSAが静岡市の教職員に『静岡ダンス』のオンラインレッスン ダンス指導のアドバイスも
ダンスレッスン後の質疑応答では、「ダンスが好きな子どもはいいが、体を動かすことに抵抗があったり、恥ずかしがって思うようにできない子どもたちにはどんなふうに接したらいいか」といった悩みともいえる質問も。
「ダンスが得意な子、苦手な子、いますよね。僕も苦手な方だったので、すごく気持ちが分かります。いきなり難しいこととか、人まえでやってみてと言われると心が重くなって心が閉じてしまう瞬間がありました。そういったことをできるだけなくしていくために、まずはみんなが大好きな音楽をかけて、ジャンプするとか、手をたたくとか、思い切り地面を踏んでみるとか、誰でもできることをやってみる。リズムに合わせてそれをやっていくうちに、体がほぐれてきて、心もどんどんほぐれてきます。そのうち、リズムに体の動きがピッタリ合ったとき、気持ち良さの電波みたいなのが脳に走ります。それを流してしまえば扉はどんどん開いていきます。あとは、ホップステップジャンプで進んでいきます」
また、「踊る」から一歩踏み込んで、子どもたちと一緒に振り付けを作る時の考え方や取り組み方についてアドバイスがほしいという声もあった。
「ジェスチャーゲームをやってみるのがいいかもしれません。例えば富士山をテーマにやってみよう!という感じでみんなでステップを踏んでみたり。そこからリズムに乗せていくと楽しいと思います。『Eダンスアカデミー』(Eテレで放送中)でダンスしりとりをやるんですが、とても盛り上がります。それもリズムに乗せたジェスチャーゲームです」
イベントの最後には、「ÜSAさんが中心になって作ってくださった『静岡ダンス』は、これからも静岡市の子どもたちにとって、身近なものとして残っていく宝となります。ありがとうございました」と、この日、出席がかなわなかった静岡市教育センターの所長補佐の白瀧氏が寄せたメッセージが読み上げられた。
研修会は、2019年12月に静岡市とÜSAがCEOを務める、LDHグループの株式会社dancearthが締結した「ダンス教育及びSDGsの推進等に関する協定書」に基づいて開催されたもの。
同様な教職員向けの研修会は福岡県福岡市、愛知県一宮市、大阪府松原市、静岡県浜松市、東京都渋谷区などでも開催している。