小笠原瑛作が王者対決に勝利。栗秋祥梧は復活のKO勝ち【KNOCK OUT】

一気に畳み掛けKO勝ち(撮影・蔦野裕)

 2Rも栗秋は強烈な右ミドルを放っていく。角田はパンチの連打と右カーフで対抗。そして距離を詰め左右のフックを狙ったところで栗秋がドンピシャのタイミングで飛びヒザを放ちダウンを奪う。栗秋は立ち上がった角田をロープに詰めて左フックでぐらつかせるとフックの連打で畳みかけ、最後は右フックで2度目のダウンを奪いKO勝ちを収めた。

 試合後のマイクで栗秋は「ここに来るまでに、結構あきらめかけた自分がいるんですけど、もう一度だけ本気で頑張ってみようと思って。今、ジムの先輩方や後輩、そして何より会長、そして家族、スポンサーの方々、会場に来てくれている人たち、一人ひとりがいるから今のキックボクシングがあると思います。もっと盛り上げていくので、これからも一緒に盛り上げてください」と万感のアピール。そして久しぶりとなるコーナーからのバック宙で締めくくった。

「KNOCK OUT 2022 vol.2」(3月12日、東京・後楽園ホール)
◆第1試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーフライ級/3分3R・延長1R
○乙津陸(クロスポイント大泉)(3R2分50秒、TKO)隼斗(西田キックボクシングジム)●

◆第2試合 KNOCK OUT-RED -61.0kg契約/3分3R・延長1R
○力也(WSRフェアテックス湖北)(判定3-0=30-28、30-29、30-29)カミシロ(PHOENIX)●

◆第3試合 KNOCK OUT-REDスーパーフライ級/3分3R・延長1R 
●松﨑公則(STRUGGLE)(判定0-3=29-30、28-30、28-30)阿部晴翔(チーム・タイガーホーク)○

◆第4試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級/3分3R・延長1R
○クボ マサヤ(PHOENIX)(2R2分27秒、KO)Apollo中山(GOD SIDE GYM)●

◆第5試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R 
○栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)(2R1分20秒、KO)角田泰盛(CRAZY WOLF)●

◆第6試合 KNOCK OUT-BLACK -72.0kg契約/3分3R・延長1R
○日菜太(クロスポイント吉祥寺)(2R1分43秒、KO)サッシス(カンボジア)●

◆第7試合 セミファイナル KNOCK OUT-RED -57.0kg契約/3分3R・延長1R
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)大田拓真(新興ムエタイジム)●

◆第8試合 メインイベント 初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座決定戦/3分3R・延長1R
○ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)(判定3-0=30-26、30-26、30-27)喜多村美紀(テツジム)●
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