二階級制覇のぱんちゃん璃奈「年5~6試合くらいできれば」と2022年は試合ラッシュの予感【KNOCK OUT】

「相手が効いているのが分かると気持ちがいい」と笑顔のぱんちゃん

「相手がふらっとなっている瞬間を見て興奮しちゃいました」

 格段に上がっていたカウンターの精度も「デビューした時から突っ込むスタイルで、会長に“前に行くな”と3年間言われ続けてきていて、それがようやく、ちょっと行かずに戦えるようになったということ。自分が先に手を出してしまうんですが、それだと倒せないし、見えない攻撃を当てられるようにしたかったので、相手が出した瞬間に、1個ずらしてから出すことを練習してきた。ただ、待ち過ぎの部分もあったと思うので、自分から攻めるところとカウンターで待つところの両方を使い分けたらもっと強くなるかなと思いました。狙いすぎました」と手ごたえを感じる一方、反省点も。

 右ストレートについては「効いてる!とびっくりしました。今回はケガが多かった。右足が肉離れになって、試合の1週間前にやっと蹴られるようになったので、今回はあまり右が出なかった。左手も痛めていて、右手と左足しかフルに使えなかった。それで右に頼ってしまったところはある。いつもよりジャブも出なかった。“右が効いている”ということを初めて試合で実感できた。今までは当たっても効かせられたというのはあまり分からなかったが、相手を見ていて、効いてるなと分かったのでめちゃくちゃ楽しかったし、うれしかったので右ばっかり狙っちゃいました。効くって分かると気持ちいいですね(笑)。相手がふらっとなっている瞬間を見て興奮しちゃいました。もっとできるように頑張りたい。一発KOの時はまぐれかもと自分でも思ってしまったところがあったので、当たれば効かせられるということを分かったことは自信になったし、もっと精度を高めようと思いました」などと語った。

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