寺山日葵が現役引退を電撃発表「“人を殴らない、蹴らない女の子”に戻ります」【RISE】

寺山が伊藤代表に送った引退願

 休養を取るという手段ではなく引退という道を選んだことについては「リフレッシュという理由で、辞める辞めない、続ける続けないということをはっきりしないまま続けるのは他の選手に失礼にあたるし、なによりずっとファンの方に期待させてしまうのも失礼。それに自分が試合をしないことで、RISEのベルトは動かない。それはほかの選手の方にも応援してくださる方にも失礼なので、スパッと決断した」と語った。

 これからのRISEの女子については「大きくなってほしい。寺山日葵という名前が“誰、それ? そんな奴いたんだ”と思われるくらい、たくさんの選手が活躍して、有名になっていって、もっともっと盛り上がってくれたらすごくうれしい」などと期待した。

 またRISEの伊藤隆代表には「“いつでも戻ってきていいよ”と言って下さった。でも引退をすると言うことを急に決めたことに対して寛大に受け止めてくださったのもありがたいし、“選手をやめても今後もRISEと”と言ってくださったのはすごくありがたいですし、選手をやめても別の形でRISEに貢献させてもらえるのはすごくうれしい気持ちがあります」と感謝の気持ちを伝えた。

 今後については「もともとただの一般人なので“人を殴らない、蹴らない女の子”に戻りますね」としたうえで「普通に今まで、格闘技しかやってこなくて、アルバイトもやったことがない。それが今までコンプレックスでもあったんです。レジ打ちもできないし、居酒屋の接客もできない。なので一度、社会経験を積みたいなと思うので、普通に働きたいと思います」などとも。また一般人になって、やってみたいこととしては「“いらっしゃいませ”ってやってみたいです(笑)。そういう経験をしてみたいというか。一般人なんで、そんなに変わらないと思うんです。大きい大会を、今度のELDORADOとかを客席で何も考えずに見るのは楽しみだなと思います」とも語った。