米AEWの“スーパースター”志田光が東京女子3・19両国参戦に向け意気込み。「東京女子さんとは日本にとどまらず、世界を巻き込んでいけると思う」

 米国のメジャー団体AEWの“スーパースター”志田光が東京女子プロレスの3月19日、東京・両国国技館大会「GRAND PRINCESS ’22」に出場し、前インターナショナル・プリンセス王者の乃蒼ヒカリとシングルマッチを行う。2019年10月15日、東京・後楽園ホールでの自主興行以来、2年5カ月ぶりの日本凱旋試合となる志田に、オンラインでAEW、東京女子参戦について話を聞いた。

3・19両国大会に出場する志田光

コロナ禍でお客さんを入れないなかでチャンピオンになって「勇気づけられることを、どんどん探していきたいなとの思いが強くなった」

ーー渡米されて2年少し経ちましたが、振り返っていかがですか?
「ずっと戦いで、プロレスだけではなく、まず試合ができるかどうかの戦いもありますし、そのなかでTVマッチに出られるかどうかという戦いもある。切磋琢磨が本当にすごくて、とてもやりがいのある充実した日々を過ごしてます」

ーー世界的に2020年1月にコロナ禍になりましたが、安定して試合はできたのでしょうか?
「AEWはコロナ禍でも試合は無観客で休みなく続けていたので、その点、ほかの団体より恵まれてました。ホームの会場がシャクソンビルにあったのが大きくて、そこで続けていけた。お客さんを入れられない時期がすごく長くて・・・。特に米国の大会はお客さんがお祭りみたいに盛り上がってたので、それがないのが寂しかったです」

ーーいつ頃から有観客になったんですか?
「私はコロナ禍でAEW世界女子選手権のチャンピオンだったんです。2020年5月にベルトを獲ったんですけど、そのときが初めて無観客で行われたPPV『Double or Nothing』。1年後の同じ『Double or Nothing』で、お客さんを入れる大会になったので、丸1年お客さんがいなかったんです」

ーーAEWでチャンピオンなったときは感慨深かったですか?
「ハイ。そのとき、お客さんを入れないPPVが初で、どうなってしまうんだろうという気持ちが強かった。そんななかで、チャンピオンになった。団体のピンチといえる状況でもありましたし、お客さんにとっても自分の生活が変わってしまうピンチでもあるなか、チャンピオンとして、勇気づけられることをどんどん探していきたいなとの思いが強くなりました」

ーー日本人としてAEWの世界チャンピオンになるのははすごいこと。ベルトを獲ってみて、米国に行ってよかったという思いはありましたか?
「もちろんです。チャンピオンになるどうこうより、米国に行って視野が広がりました。プロレスに関してだけじゃなくて、私生活での考え方も全然違うので、人間として成長できたというのはあります」

ーープロレス以外の面でも視野が広がったというのは、どういった部分でですか?
「たとえば服装とか、女性がメイクしてないとか、全く何も関係ないというか。こうあるべきというのがすごく少なくて、日本で気にかけてたことって、ささいなことだったの?と思うようになりました」

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