ストロング小林さんの追悼式で新間寿氏「猪木vs小林は私のプロレス人生で最高の試合でした」

小林さんと縁のある多くの関係者が駆け付けた(撮影・蔦野裕)

 追悼式の冒頭に場内のビジョンでは1974年3月に行われたアントニオ猪木との一戦の映像が流された。この試合を実現させた“過激な仕掛け人”新間寿氏が「ストロング小林という選手は類まれなる力があり、そして人の悪口を言わず。しかしひとたびリングに上がると燃える闘魂をしのぐ闘魂がありました。アントニオ猪木vsストロング小林は私のプロレス人生で最高の試合でした」などと小林さんを称えた。

 続いて佐山も「ストロング小林さんは大先輩です。私がタイガーマスクの時にずっと一緒にいさせていただき、非常に優しく、信じられないくらい純粋な方で、こういう方が亡くなるなんていまだに信じられません」と小林さんをしのび「師匠のアントニオ猪木さんと小林さんの試合を見てください」とファンに訴えた。

 そしてビジョンには覆面太郎時代、国際プロレスでのラッシャー木村さんとの金網戦、猪木への挑戦を表明した際の会見、猪木戦、新日入団後、引退後のストロング金剛としての姿など多くの写真が映し出された。

 最後は遺族を代表して式に出席した妹の小林さち子さん、新間氏、そして佐山がリング上に置かれたゴングを鳴らし追悼した。

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