判定負けの梅野源治が「試合以外のことがジャッジに影響している」と主張。「異議を申し立てるデメリットもある」に榊原氏は「そういう妄想はしないでほしい」【RIZIN.34】

皇治の左ボディー

「異議も言えない」ということについては2020年大晦日のHIROYA vsシバター戦ではシバター側からの抗議でビデオ検証した結果、HIROYAにタップの動作があったとしてドローがシバターの一本勝ちに覆ったこともある。また他団体でも選手側からの異議申し立ての結果、後日、ビデオ検証などを経て裁定が覆ることは少なからず起こってもいる。

 梅野は「今まで異議が通った前例はありますか? 要は、これはRIZINに関わらず、どの格闘技、競技でも、基本的に異議を申し立てて判定が変わったことっていうのは、僕はあまり知らないですね」という認識。しかし前例があることを聞いたうえで「異議申し立てが“できる・できない”“申し立てる・立てない”は自由だと思うんですが、言い回しが難しいのでストレートに言っちゃいますけど、メリット・デメリットがあるんですよね。いちいち“おかしいじゃないか判定が。もう一回裁定しろ”と言って覆る可能性が極めて低くて、異議を申し立てた時に来るデメリットのほうがデカければ、やらないですよね。それは、格闘技に関わらず、おかしなことをされて“じゃあ弁護士の先生に言います”ってなっても“でも費用って高いよな、これで慰謝料もらっても弁護士費用のほうが高いじゃん”ってなって、文句を言えないっていう。それと今回の事例は似ているのかなって。だから、それはセコンドや、今回、僕の練習に関わっていただいた方たちの意見を聞いて判断したいとは思うんですけど、今すぐに絶対に異議を申し立てます・申し立てませんの結論はすぐには出せないかなと思う」とも語った。