判定負けの梅野源治が「試合以外のことがジャッジに影響している」と主張。「異議を申し立てるデメリットもある」に榊原氏は「そういう妄想はしないでほしい」【RIZIN.34】

梅野の左ミドル

 またこの日の梅野は皇治のミドルキックやカーフキックをいつもと違いあまりカットしていなかったのだが、これについては「伝え方が難しいのですがストレートに言いますね。単純に“軽いから”です。あまりカットする必要がないというか、痛くない。もらっていても別にそんなに脅威に感じなかったし、ミドルキック、カーフキックよりもやはり僕が気をつけようと思っていたものが今回あった。彼が気をつけなきゃいけないことで、それはバッティング、僕がしちゃう時だってあるかもしれないですし、僕がちゃんともらわらないよう気をつけなきゃいけないということもありますし。前回起きてしまった出来事をまた繰り返さないことを意識して戦った分、カットはそこまで使わなくてもいいのかなと思って戦った結果がああなったのだと思います」、また皇治の左ボディーを受ける場面も多かったのだが「“受け過ぎたな”という印象は全くなくて、パンチが来たら全部返して、返したものは全部クリーンヒットしているはずなんですね。RIZINのYouTubeにあがったら見ていただければ分かりますが、クリーンヒットは多分一発ももらっていないと思うんですよね、見返したら絶対分かると思いますが、焦りもなかったですし、僕の出すパンチ、蹴りなどの攻撃は全て当たっていて、彼のは当たっていない“やばいこれは押されているな”という印象は、戦っている中では僕は感じなかったです」と語った。

「効いていないから」と梅野が受け流していた攻撃をジャッジが「アグレッシブ」と判断した可能性もある。また選手自身の「効いている・効いていない」の判断が必ずしもあてにならないからこそ「レフェリーストップ」があるわけで、この梅野の発言については賛否が分かれることとなりそうだ。