三富兜翔が「既存のプロレス業界に迎合しないオリジナルの世界を作っていきたい」と改めて団体の方向性を示す【P.P.P.TOKYO】
メインでは生え抜き第1号の八須拳太郎が奮闘
メインイベントでは三富が崔領二、団体生え抜きの八須拳太郎とトリオを組み、土肥こうじ、大門寺崇、今成夢人と対戦した。
土肥は旗揚げ戦から出場する三富の目指すプロレスの良き理解者としての側面も持つ。
試合は体格とキャリアで勝る土肥軍が八須を狙い撃ち。八須は土肥の容赦ない逆エビ固めに悶絶もなんとかロープエスケイプ。今成をブレーンバスターで投げ返し、カウンターのスピアーでピンチを脱するなど驚異の頑張りを見せる。しかし最後は土肥のローリングエルボー、滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスターをカウント2.9で返したものの、とどめのラリアットで3カウントを聞いた。
試合後、土肥は「八須拳太郎、お前はちょうど1年前、ここでデビューしたな。デビュー戦は散々な結果だったな。今日はお前の健闘を称えるよ」と声をかけた。マイクを受けた三富は「今日はうちの八須を叩きのめしてくれてありがとうございます。八須はうちの初めての生え抜き選手です。お前、もっと強くなってくれよ。俺と大谷譲二だけじゃなくて、お前ももっと強くなって、P.P.Pをなめられない団体にしようぜ」と檄を飛ばした。
そして三富は「我々P.P.P.TOKYOは2024年の東京ドームシティホール進出を掲げて、無謀な挑戦と言われようと前に進んでいます。八須が去年デビューし。ちゃんよたも頑張っています。そしてちゃんよたに憧れて、P.P.P.でプロレスをやってみたいという子が増えています。練習生が増えて、とてもいい雰囲気が出来上がっています。でも我々には、まだまだ力が足りません。組織力も足りません。そこで八須やちゃんよた、そしてこれからデビューするであろう練習生たちを大きく羽ばたかせてくれるテクニカルコーチに土肥こうじに就任してもらいます」と発表。