身近なアンコンシャス・バイアスを見つけよう!「第2回こども未来国連会議」は“ジェンダー平等”がテーマ
音楽を通じて心を通じ合わせたMIYAVI氏と子どもたち
音楽とリズムに身をゆだねコロナ禍のストレスを発散!
最後は会場を別階に移し、MIYAVI氏と音楽交流ライブセッション。子どもたちはタンバリンなどの楽器を手に、MIYAVI氏の奏でる音楽とリズムに身をゆだね、コロナ禍でのストレスを発散させているようにも見えた。
改めて一木氏が「ジェンダーという難しいテーマだったが子どもたちは自由に意見を出してくれた。また、感染対策を取りながら昨年より自由度を増して行えたと思う。世界が今こういう状況だからこそ、未来を担う世界の子どもたちによる話し合いでの課題解決が大事だと改めて思った」と総括。
なお、会場では昨年公募された「SDGsピースコミュニケーションタワー」のミニチュアがお披露目。今回参加した子どもたちのフィギュアも組み込まれた後、施設内に展示されるという。SMALL WORLDS TOKYO館長の竹村真紀子氏は、「私たちのミニチュア展示の中にもたくさんの“アンコン”があって驚いている。今後修正して行きたいので、ぜひ皆さんの意見を寄せてほしい」と語った。
まさに子どもたちのアクションが小さな変革を起こしつつあることを感じさせつつ、「第2回こども未来国連会議」は閉幕した。
TOKYO2020公認プログラム、内閣府認証事業「beyond2020プログラム」から創出された「こども未来国連会議」は来年度以降も毎年開催され、2025年の大阪・関西万博では世界の子どもたちが日本から“ピースコミュニケーション”を話し合い、発信していく。継続活動を目的に産官学参加による一般財団法人を設立予定。
(取材・文:いからしひろき)