野杁正明が加藤虎於奈にワンサイドのKO勝ち。試合後に海人と安保瑠輝也に好対照なアンサー【K-1】

野杁の右ストレート(撮影・堀田真央人)

 加藤は昨年1月に王者・山際和希に挑戦し、判定勝ちでKrushウェルター級王座を獲得したものの、4月に行われた初防衛戦で松岡力に敗れ王座陥落。野杁とはトーナメント1回戦で対戦の予定だったが新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者に該当してしまったため欠場。今回は仕切り直しの一戦だった。

 試合は1Rから野杁がプレッシャーをかけ加藤を追い詰めると、右ロー、右カーフ、左ボディー、右フック、ヒザと重い攻撃を繰り出していく。加藤も左ロー、右ハイ、パンチの連打から左ミドルを繰り出すが野杁はがっちりとガード。そこから野杁は右ボディー、左フック、右アッパー、ヒザと連打。加藤は左ミドル、右カーフ、右ハイ、右フック、前蹴りを放つが野杁は動じない。ラウンド終盤、野杁が左ロー、ヒザ、左ボディー、右アッパーとまとめ加藤をコーナーに詰めると、じっくりと時間をかけてから前蹴り、そして左右のショートストレートでダウンを奪う。