新王者・大和哲也が「渋いKOを連発して、K-1を盛り上げていきたい」と目指す王者像を語る【K-1】
「初めて枕元にベルトを置いて寝た。ベルト自体は9本目。ムエタイで2本、世界のベルトを獲って、K-1で世界のベルトは3本目。最後に世界のベルトを巻いたのは2015年。そこから7年経っている。ベルトを巻くのはこんなに最高の気分なんだなと思いながら、でもやっぱり自分がキックを始めたころからなりたかったK-1世界王者のベルトは本当にいろいろな意味で重みがあるベルトだなと思いました」などとK-1王座の重さをかみしめた。
そして「K-1王者として“これぞK-1”という試合を見せ“これぞK-1”というKOを量産していきたいと思うし、自分にしか見せられない見せ方があると思う。リングでも言いましたが、自分の活躍を通じて少しでも世の中が明るくなればいいと思っている。『Fight for peace』の精神で、それをリングで体現してK-1を盛り上げていきたい。30代中盤でもまだまだ活躍できるということを含めて、新たなK-1ファンの拡大にもつなげていきたいし、若い選手がたくさん活躍している中でも、34歳の僕でも自分なりの色を出して、いぶし銀ではないですけど、渋いKOを連発して、K-1を盛り上げていきたい」と目指す王者像について語った。
対戦した山崎については「今回は山崎選手との試合、タイトル戦ということで自分は本当に成長できたと思っている。感謝しているし、本当に強かったと思っている。僕は3Rどろどろになっても絶対に勝つという気持ちでいた。こういう結果で自分は勝つことができたんですが、本当に強い選手だなと思いました。10回やって10回勝てるとは思ってないし、今回はたまたまあの攻撃を当てることができて勝つことができましたが、またやる機会があったら違う展開になるでしょう」などと試合を振り返ったうえで「今のK-1には必要な選手の一人だと思っているので、またやる機会があれば面白いのかなと思います」と続けた。