レジェンド芸人「おぼん・こぼん」が語る2人の絆「だから一緒にやってきた」

こぼん:本名・馬場添良一。1948年12月24日生まれ。兵庫県出身。小さいほう。

 オーディション番組『お笑いスター誕生!!』の出演から一気にファンが増え、当時はファンクラブもできたとか。

こぼん「新宿御苑で交流会してね(笑)。お金がないもんだから入園料の安いところにみんなで集まって、何てことはないバレーボールして遊んでましたよ」

おぼん「今考えると本当に健全そのものよ。会長と副会長を決めて100人くらいで集まって」

こぼん「その頃のファンの方が今でも東洋館に遊びにきますよ。『お笑いスター誕生!!』が終わってから35年以上経つので、その頃高校生だった方はみんな60歳手前。たまに連絡をいただくこともあるんですけど、“私にも孫ができました”とかね」

 約2年の仲直りプロジェクトを経て放送された「おぼん・こぼん THE FINAL」は、ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど内容も高く評価されました。お2人はなぜ“奇跡の仲直り”がここまで注目を集めたのだと思いますか。

おぼん「今、世の中が殺伐としているじゃないですか。だから仲直りのタイミングもよかったんだと思いますよ」

こぼん「新型コロナで人と距離を取らなきゃいけないとか、そんなこともあったのかもしれませんね。最初からあんな番組になると計算していたわけではないですから。計算してやっていたらいやらしいでしょう」

おぼん「放送の後にもずいぶんいろんな方から手紙やメールをいただきました。“今まで疎遠だったきょうだいと仲良くしなきゃいけないと思った”とか“会社でケンカしていた上司と仲直りしました”とか」