関係人口の力で魅力発信!長崎・雲仙温泉「有明ホテル」のユニークな挑戦〈地域特産トレンドナビ〉
長崎・雲仙温泉で創業 110 年を超える「有明(ゆうめい)ホテル」が、新たな顧客を呼び込む施策として「雲仙ロマンテックゴルフ」「雲仙まるごとライブコマース」の2つの宿泊プランを打ち出した。同ホテルは明治 37 年に設立された雲仙でも歴史ある温泉宿泊施設だが、ここ数年はコロナ禍の影響もあり苦戦。ゴルフとライブコマースをテーマにした今回のユニークなプロジェクトは、原動力となるスタッフが県外在住のいわゆる“関係人口”ということでも注目を集める。
西洋のリゾート地の雰囲気を漂わせる雲仙「有明ホテル」の外観
大正・昭和初期のリゾートを再現&ライブコマースで割引
「雲仙ロマンテックゴルフ」は、大正〜昭和初期に日本を代表する避暑地として西洋人が多く訪れた雲仙温泉の歴史を体験してもらうべく、当時のファッション、料理、そして定番レジャーのゴルフを現代的に再現し、かけ合わせた宿泊プラン。ファッションは東京で活動するスタイリスト・小林伸崇氏がデザインした当時のゴルフスタイルを南島原市のアパレルメーカーが制作。料理は南島原市の「南蛮料理普及協会」の監修により当時イギリスで食されていたコース料理を再現。ゴルフ会場は同ホテルから車で5分の場所にあり、大正2(1913)年開場で国内初のパブリックコースという古い歴史を持つ「雲仙ゴルフ場」を使用する。