「『進撃の巨人』より苦労した」荒木哲郎監督最新作に梶裕貴が「監督の中の“静と動”を感じた」

 

 アニメーション映画『バブル』完成披露イベントが7日、都内にて行われ、声優を務めた志尊淳、広瀬アリス、梶裕貴、畠中祐、千本木彩花と荒木哲郎監督が登壇した。

 世界に降り注いだ泡〈バブル〉で重力を失った東京を舞台に、謎に挑む主人公たちの姿を描くアクション・ファンタジー大作。

 アニメ『進撃の巨人』シリーズでの“立体起動装置”のアクション演出に海外からも絶賛が集まる荒木哲郎監督が手掛けるオリジナルアニメーション。

 主人公ヒビキ役・志尊淳も「ものすごくダイナミックで、カメラワークがすごかった」と感嘆。広瀬アリスは登壇者の顔ぶれに「このメンバーに緊張しすぎて。冷や汗が止まらなくて…」と明かし、途中で「すみません、汗を拭きに行っていいですか」と舞台袖に下がる一幕も。

 ヒビキが使うパルクールのアクション描写に『進撃の巨人』より苦労したと言う荒木監督。「『進撃の巨人』のときは街は(流れる背景として)送っているだけでしたが、今回はパルクールなので、街の凹凸に合わせなければならなかった」と話し、臨場感あふれる渋谷の描写について「ドローン撮影を敢行して、上から見た映像を参考にしています」と明かした。

 荒木監督と幾度もタッグを組んできた梶裕貴は「荒木監督の作品は“静と動”の“動”、エモーショナルで血なまぐさくて泥臭い感じが僕はすごく好きだったんですが、今回はそれもありつつ、荒木監督の“静”の部分、はかなくて繊細な部分もあると感じました」と感服。

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